2010年5月16日日曜日

樺テーブル その2







完成です!なかなか面白い物が出来たと思います。末次さんがとても綺麗な仕事で、細かなディテールまで表現して下さいました。この脚のデザインは部材から部材へとつながるラインと面を大切にしました。腕の良い職人さんでなければ成しえられないデザインです。末次さんと打合せに打合せを重ね、より良い物を作ろうと努力した結果です。とてもやりがいのある楽しい仕事になりました。

今度は末次さんと飾り棚を作る事になりました。またブログにアップします。お楽しみに。

樺テーブル その1






文章を書くのが遅れました。この作品もマホガニーテーブルに続き、末次さんとのプロジェクトです。
天板の形にかなり特徴があるので、どの様にバランスよく脚をデザインするかが一つの課題でした。天板に負けない存在感があり、かつ天板を邪魔しないデザイン。末次さんの腕前を100%信用している為、今回は形状も加工方法もかなりチャレンジしたものをデザインしました。

写真は製作途中の部材の加工風景です。完成前の確認はこの日だけだったので、完成品を見るのが待ち遠しく思いながら飯田高原へ帰りました。

2010年5月11日火曜日

マホガニーテーブル その2






組み立てが完成したテーブルの写真です。仕上げはクライアントの要望で漆仕上になるので、無塗装のまま梱包されて木曽まで送られます。その為残念ながら完成品の写真をキチンとした環境で撮影する事が出来ません。写真は末次さんの作業場で撮ったものです。天板が大きいため簡単にも動かせず、なかなか良い写真が撮れませんでした。写真はともかく、実物のテーブルはとても良く仕上がっていました。末次さんお疲れ様でした。

マホガニーテーブル その1





投稿が遅くなりましたが、3月頃から友人の末次さんと一緒にプロジェクトをしています。末次さんは私が日本に帰ってきてすぐに知り合った、とても腕の良い職人さんです。以前から機会があれば一緒に仕事がしたいね、とよく話をしていたのですが、この度念願の機会がおとずれました。

天板が長さ4m、巾90cm、厚み6cmのマホガニーの1枚板というとんでもない大きさのテーブルのデザインを依頼され、何度も打ち合わせの上デザインが完成しました。サイズがあまりにも大きいため、天板と脚が取り外し可能で、脚は3箇所必要という条件の中デザインしました。強度がしっかりしていて、天板の存在感を邪魔せず、シンプルで力強いデザインをする様努めました。

写真は脚を接着する前の継ぎ手の部分の写真です。末次さんの素晴らしい職人技には脱帽です。完全に信頼できるパートナーとの仕事は、とても楽しくお互いの刺激になっています。